花粉症の時期、頭が痛い、起きたら頭痛……そんな経験、私にもあります。
こんにちは、ベテラン花粉症患者のまりあです。
今年既に「起きたら頭痛」を2度経験しました……でも対処法はバッチリです!
花粉症で起る頭痛の原因、そして対処法について、経験者がご紹介します!
頭痛は花粉症あるある!
既に花粉症の皆さんにとって、頭痛はおなじみの症状。
そして、花粉症初心者の皆さんにとっては、「なんだよこんな症状もあるのかよ……」と思ったり、もしかすると、花粉症と頭痛という2つがなかなか結びつかず、「もしかしてこれって花粉症のせい……?」と疑っている段階かもしれませんね。
そう、花粉症のせいで頭痛になることは、あります!
花粉症時期の頭痛は花粉のせいである可能性大。
では、花粉症だと、どうして頭痛が起るのかを見てみましょう。
花粉症で頭痛が起る原因3つ
1.ヒスタミン→血管拡張→偏頭痛
花粉症は、花粉によってヒスタミンがたくさん出る病気です。
ヒスタミンが出ることによって、目が痒い、鼻水が出るといった症状を起こすのですが、ヒスタミンにはもう1つ、血管を拡張させるという働きがあります。
これによって脳の血管が拡張してしまった場合、三叉神経を圧迫し、血管まわりに炎症が起きて、痛み物質が出る、大脳に情報伝達されるなどの経過を経、偏頭痛に発展します。
2.脳の酸欠
花粉症によって、鼻水鼻づまり等が原因で、脳が酸欠状態になってしまうことも。
また、諸症状による睡眠不足やストレスも、脳の酸欠を引き起こすと言われています。
脳が酸欠になると、脳は酸素の流通量を増やすために、血管を太くし血流を増やすことで対応しようとします。
すると、結局神経を刺激して、偏頭痛を起こすというメカニズムです。
3.副鼻腔炎による頭痛
花粉症は副鼻腔炎と同じではありませんが、花粉が副鼻腔(鼻の横の、骨の中にある空洞部分)に入ってアレルギー反応を起こし、炎症になることがあります。
こうなると「花粉症から副鼻腔炎を併発」と言われる状況です。
副鼻腔炎は、1.でご紹介したのと同様、三叉神経を圧迫するので、偏頭痛を引き起こします。
ほかに、副鼻腔炎によって副鼻腔内で空気の循環がうまくいかなくなりますので、圧力調整ができずに頭痛になる、ということもあるようです。
花粉症の人が頭痛になった時の対処法
ベストは薬飲む→寝る
花粉症の人が頭痛になってしまった時、ベストな対処法は「頭痛薬を飲んで、寝る」という1点に尽きます。
20~30分ほど軽く眠ると、起きた時には頭痛が治まっていることが多いのでおすすめです。
特に休日や、時間に余裕がある時なら、無理して起きて家事などをやりながら頭痛をやり過ごすより、思い切って寝てしまったほうが、その後効率よく色々なことができるでしょう。
寝られなければ薬だけでも飲む
とはいえ寝られる環境下にないときには、薬だけでも飲んでおきましょう。
医師処方のカロナールなどがあれば良いですが、市販薬でも有効なものがあります。
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花粉症の薬はきちんと飲んだ上で!
花粉症のお薬は、きちんと飲むことで、頭痛の発生を事前に予防できる可能性があります。
また、サプリメント等も同様です。
そもそも、体内でヒスタミンが発生するのを抑えることができれば、少なくとも花粉症が原因での頭痛は軽減するはずだからです。
しかし、「毎日薬を飲む」ということへの恐怖感から、花粉症の薬は症状がひどい日だけ飲んでいる人もいるでしょう。
実は、これでは花粉症の薬は100%の威力を発揮できません。
市販薬でも処方薬でも、花粉症の時期は毎日薬を飲むことが大切になります。
サプリメントも同様で、続けて飲むことによって効果が徐々に見られるものですから、諦めたりサボったりせず、地道に摂取して頭痛予防に努めましょうね。
花粉症のお薬については↓こちらでも解説しています!